t>

インターン参加が仕事理解に繋がらない理由 選考重視で浅い経験に プロが指南する本当の活用法

1 minutes reading View : 21
Yuki Tanaka
経済 - 30 5月 2026

近年、新卒の就職活動でインターンシップ参加はほぼ必須となっている。大学3年生の夏には多くの学生が複数のプログラムに応募し、早期から選考を意識する動きが一般化した。実際、筆者が学生と面談すると、「10社参加しました」「夏だけで15社ほど受けました」といった声を頻繁に耳にする。

インターンシップに参加すること自体は有意義だ。実際の社員と触れ合い、業界や企業の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会である。しかし近年、参加者数が増える一方で「仕事理解が深まっていない学生も多い」という違和感が強まっている。

学生の中には、参加したことで「就活を進めた気」になるケースがある。「社員の方が優しかった」「オフィスがきれいだった」「グループワークが楽しかった」――それらも大切だが、それだけで企業を判断すると「仕事そのもの」が見えなくなる。

本来、インターンシップで見るべきは「その会社がどのような仕事をしているのか」だ。どのような顧客に、どのような価値を提供しているか。現場の課題、求められる力、仕事の厳しさ。こうした部分まで把握できて初めて「仕事理解が深まった」と言える。

しかし実際には、そこまで見られている学生は多くない。最近はインターンシップ自体が「早期選考」の意味合いを持つケースが増え、学生側も「仕事を知る」より「評価される」「選考に進む」ことへ意識が向きやすい。

その結果、本来は「企業を見る場」であるはずのインターンシップが、「自分を評価してもらう場」として終わることが少なくない。また、参加数を増やすこと自体が目的化する学生もいる。「周囲がたくさん参加しているから」「不安だからとりあえず応募する」「参加数が多い方が有利そう」――そうした理由で動く学生も多い。

もちろん、さまざまな企業を見ること自体は悪くない。ただ、〝数〟だけを追うと一社ごとの振り返りが浅くなり、「結局どの会社も同じに見える」という状態に陥りやすい。実際、面接で「インターンシップに参加してどう感じましたか」と聞かれ、「雰囲気が良かったです」「社員の方が魅力的でした」といった感想だけで終わる学生は少なくない。

しかし企業側が知りたいのは「楽しかったかどうか」だけではない。その経験を通じて何を知ったのか、どのような仕事理解が深まったのか、自分に適性があると感じたのか――そうした〝考え〟の部分を見ている。

就職活動では「どれだけ行動したか」に意識が向きがちだが、本当に重要なのは「その経験から何を得たのか」である。インターンシップも同様で、参加数自体が価値になるわけではない。一つひとつの経験を振り返り、「自分はどのような仕事に興味を持ったのか」「なぜそう感じたのか」を整理することが仕事理解につながる。

これからインターンシップに参加する学生には、「参加すること」を目的にせず、「仕事を知ること」を意識してほしい。インターンシップは単なる就活イベントではない。社会や仕事を知るための大切な機会なのだ。

(「内定塾」講師 齋藤弘透。内定塾は東京・大阪など全国8校舎を持つ就活塾・予備校最大手で、新卒就活の最前線を指南している)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
Share Copied